【6月2日 AFP】全仏オープンテニス(French Open 2022)は1日、男子シングルス準々決勝が行われ、大会第20シードのマリン・チリッチ(Marin Cilic、クロアチア)は5-7、6-3、6-4、3-6、7-6(10-2)で第7シードのアンドレイ・ルブレフ(Andrey Rublev)を下し、自身初の全仏オープン準決勝進出を果たした。

 これでチリッチは全ての四大大会(グランドスラム)で4強入りしたことになり、現役ではノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)、ラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)、ロジャー・フェデラー(Roger Federer、スイス)、アンディ・マレー(Andy Murray、英国)の「ビッグ4」に続き5人目の快挙となった。

 2014年の全米オープン(US Open Tennis Championships 2014)を制した33歳のチリッチは「信じられないことを成し遂げられた。彼ら(ビッグ4)と同じ文脈に入るなんて」と喜び、「コートでの調子は最高だし、楽しめていて、自分らしく、自分のテニスをしている。今はそれが良い結果につながっているし、ここまでの勝ち上がりを楽しんでいる」と手応えを口にした。

 チリッチはエース33本、ウイナー88本を記録し、4時間10分の末にルブレフに競り勝った。次戦は5日の決勝進出を懸けて第8シードのキャスパー・ルード(Casper Ruud、ノルウェー)と対戦する。(c)AFP