トランスジェンダー競泳選手、「優位性」が移行の理由ではない
発信地:ワシントンD.C./米国
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【6月1日 AFP】女子選手として大会で優勝し、物議を醸した米国のトランスジェンダー競泳選手リア・トーマス(Lia Thomas)が、トランスジェンダー選手はスポーツで優位性を得ようと思って性別を移行するわけではないと強調し、夢は五輪に出場することだと口にした。
ABCのテレビ番組「グッド・モーニング・アメリカ(Good Morning America)」に出演したトーマスは「五輪の選考会で泳ぐのはずっと前から目標なので、ぜひ実現したい」と話した。
トーマスは米ペンシルベニア大学(University of Pennsylvania)で3年間男子チームで活動していたが、今季から女子チームへ移行。すると3月の大会で500ヤード自由形を制し、全米大学体育協会(NCAA)のトップカテゴリー大会で優勝した初めてのトランスジェンダー選手となった。
しかし、トーマスの存在は今年に入ってから常に物議を醸し、同じ選手の中にも、肉体的に不当なアドバンテージを持っているトーマスの出場を認めるべきではないと批判する人がいる。一方で、女性として自由に出場することを認めるべきだという声もある。
番組の中でトーマスは、「トランスジェンダーの人間は、スポーツのために移行するわけではない」と話した。
「私たちは、本当の自分として、自分らしく幸せであるために移行する。優位性が得られるからという理由で決めるわけではない」
「トランスジェンダーの女性は、女子スポーツにとっての脅威ではない」 (c)AFP