【6月4日 CGTN Japanese】2021年4月23日、3歳の雄のアムールトラ「完達山1号」が中国黒竜江省(Heilongjiang)密山市(Mishan)の村に入りましたが、黒竜江省林業草原局はこのトラを捕獲し、5月18日に野生に戻しました。その後、一部の地域に設置された赤外線カメラや東北虎豹国家公園の監視システムを通じて、「完達山1号」は10回以上撮影されました。

 2021年5月18日から2022年5月11日までの約1年間で、「完達山1号」の移動距離は3306.32キロ、活動範囲は9638平方キロに達し、活動地域は黒竜江省と吉林省(Jilin)に及びました。

 国家林業草原局ネコ科動物研究センターによる「完達山1号」への約1年に及ぶ野外監視によりますと、捕食された獲物はシベリアノロジカなどの小さな動物から成体のイノシシなど体格が比較的大きな動物に変わっています。また、捕食の時間間隔がますます長くなったことも分かり、これは「完達山1号」が良好な野外捕食の能力を持つようになったことを示しています。(c)CGTN Japanese/AFPBB News