【5月31日 CGTN Japanese】「ピークミッション」チョモランマ(エベレスト)峰科学調査エアロスタット総合観測チームが明らかにしたところによりますと、中国が自主開発したエアロスタット「極目1号Ⅲ」がこのほど、10回の大気観測を実施しました。うち最も高いものはチョモランマ峰を超える9050メートルまで上昇し、エアロスタットによる大気観測で標高の世界記録を打ち立てました。

 10回の観測のうち、高さが9000メートルを超えたのは2回、8000メートルを超えたのは6回で、予想を上回る観測任務を果たしました。科学調査チームは初めて、チョモランマ地区で地表から対流圏上部までの、水蒸気安定同位体やブラックカーボンの濃度、粉塵含有量、メタン濃度、二酸化炭素濃度などの気象パラメータを含む高空大気の変化に関するデータを取得しました。これにより、西風伝送影響下の青海チベット高原の環境変化を明らかにするために重要な科学的根拠を提供するとともに、「アジアの給水塔」の水循環と炭素循環プロセスを研究するために新たな認識を提供しました。(c)CGTN Japanese/AFPBB News