【5月31日 AFP】ロシアのウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領は30日、トルコのレジェプ・タイップ・エルドアン(Recep Tayyip Erdogan)大統領と電話会談し、ロシアのウクライナ侵攻により遮断された海上輸送の再開に向け、トルコと協力する用意があると述べた。

 ロシア大統領府の発表によると、プーチン大統領は、トルコと連携し貨物の自由な海上輸送に協力する用意があり、「これはウクライナの港からの穀物輸出にも適用される」と説明。両首脳は、黒海(Black Sea)とアゾフ海(Azov Sea)での安全な船舶航行の確保と機雷の排除について協議した。

 ロシア大統領府は、世界的な食料品不足は西側諸国の「近視眼的」政策によるものだとするプーチン氏の主張を改めて展開。電話会談では「関連する対ロシア制裁が解除されれば、ロシアは相当量の肥料と農産物を輸出できる」ことを確認したとした。(c)AFP