神舟14号宇宙船、近日中に打ち上げ 「問天」実験モジュールは7月に打ち上げ 中国
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【5月30日 CGTN Japanese】29日午前、中国北西部にある甘粛省(Gansu)酒泉衛星発射センターで、有人宇宙船「神舟14号(Shenzhou-14)」とキャリアロケット「長征2号F遥14」の結合体が発射エリアに搬送され、近日中に打ち上げられる予定です。
「神舟14号」宇宙船と「長征2号F遥14」ロケットの結合体は重さ43トンで、全体の高さは60メートル近くに達します。中国航天科技集団第五研究院有人宇宙船システム主任デザイナーの張福生(Zhang Fusheng)氏によりますと、有人宇宙船システムとロケットシステムはプロペラント(噴射剤)の注入を含む最終組み立てとテストのすべてを完了しています。
3人の宇宙飛行士は「神舟14号」を使って中国の宇宙ステーションユニットに入り、6カ月滞在する予定です。
一方、実験モジュール「問天(Wentian)」の打ち上げに使われるキャリアロケット「長征5号B遥3」がすべての開発作業を終えて出荷され、29日に海南省(Hainan)文昌衛星発射センターに運ばれました。この後、「長征5号B遥3」は発射場で先に運ばれている実験モジュール「問天」との最終組み立てとテスト作業を行います。計画では「問天」は7月に打ち上げられ、中国の宇宙ステーションも年内に建設を終えるとのことです。(c)CGTN Japanese/AFPBB News