【5月30日 AFP】21-22フランス・リーグ1は29日、昇格・残留プレーオフ第2戦が行われ、サンテティエンヌ(AS Saint-Etienne)は1-1でオセール(AJ Auxerre)と引き分けると、2戦合計2-2で迎えたPK戦に4-5で敗れ、降格が決まった。試合後には怒ったサンテティエンヌのファンがピッチに侵入し、機動隊が介入した。

 ファンがピッチで発煙筒を投げるなどする中、両チームの選手は控室に退避。だが試合を放送したアマゾンプライムビデオ(Amazon Prime Video)の映像では、機動隊が対抗して使った催涙ガスにより、通路でせき込む選手やスタッフらの姿も見られた。

 サンテティエンヌは、サポーターの行動で今季すでに複数回処分を受けており、この日の試合もスタンドの一部を封鎖して行われていた。

 サンテティエンヌは通算10度のリーグ優勝を誇る国内有数の名門だが、今季は下から3番目の18位と悪夢のシーズンとなった。2003-04シーズンにリーグ1昇格を決めて以来、2部に降格するのは初めてで、今後は財政面で深刻な困難に直面することになる。一方のオセールは10年ぶりの1部参戦が決まった。(c)AFP