【5月29日 AFP】陸上、ダイヤモンドリーグ(Diamond League 2022)の今季第3戦ユージーン大会(Prefontaine Classic)が28日に行われ、男子100メートルではトレイボン・ブロメル(Trayvon Bromell、米国)が優勝を飾った。

 昨季世界最高記録を残しているブロメルは強敵が居並ぶ中で9秒93を記録し、昨年の東京五輪のこの種目銀メダリスト、フレッド・カーリー(Fred Kerley、米国)を2位、第17回世界陸上ドーハ大会(17th IAAF World Championships in Athletics Doha)王者で18か月の資格停止から復帰したクリスチャン・コールマン(Christian Coleman、米国)を3位に抑えた。

 一方、女子100メートルと200メートルで五輪連覇を達成しているエレーン・トンプソンヘラ(Elaine Thompson-Herah、ジャマイカ)は、女子100メートルで10秒79を記録して勝利した。2位にはシャカリ・リチャードソン(Sha'Carri Richardson、米国)が続き、10秒92で並んだシェリカ・ジャクソン(Shericka Jackson、ジャマイカ)を3位に抑えた。

 一方、男子400メートルではマイケル・ノーマン(Michael Norman、米国)が、マイケル・ジョンソン(Michael Johnson)氏が持っていた大会記録を22年ぶりに更新する43秒60で優勝を果たした。

 ノーマンは今季世界最高記録をたたき出し、2012年のロンドン五輪金メダリスト、キラニ・ジェームス(Kirani James、グレナダ)を2位、マシュー・ハドソンスミス(Matthew Hudson-Smith、英国)を3位に抑えた。

 女子200メートルではシェリー・アン・フレイザー・プライス(Shelly-Ann Fraser-Pryce)が勝利し、ジャマイカ勢が今大会の短距離2冠を達成している。(c)AFP