【5月29日 AFP】全仏オープンテニス(French Open 2022)は28日、女子シングルス3回戦が行われ、中国の19歳の鄭欽文(Zheng Qinwen)が相手選手の棄権で16強入りを果たした。4回戦では世界ランキング1位で2020年大会覇者のイガ・シフィオンテク(Iga Swiatek、ポーランド)と対戦することになり、挑戦が楽しみだと話した。

 世界74位の鄭は中国勢で唯一初戦突破を果たすと、2回戦では2018年大会覇者のシモナ・ハレプ(Simona Halep、ルーマニア)を撃破。この日は6-0、3-0としたところで対戦相手のアリーゼ・コルネ(Alize Cornet、フランス)が負傷棄権したため、勝ち上がりを決めた。

 四大大会(グランドスラム)は今年の全豪オープン(Australian Open Tennis Tournament 2022)でデビューしたばかりで、全仏は今回が初出場の鄭。

 4回戦の相手は2月から31連勝中で、10代で出場した2020年の全仏で優勝したシフィオンテクだが、「もちろん彼女は素晴らしい選手。でも実はこの試合に向けて準備をしてきた。彼女と試合をしたいと思っていたから。だから本当に楽しみ」と期待し、「タフな試合になるのは間違いない。全力を尽くしたい」と意気込んだ。

「自分にできることは分かっている。しっかり我慢して、来る瞬間を待たなくてはいけない」 (c)AFP