【5月29日 AFP】22F1第7戦モナコGP(Monaco Grand Prix 2022)は28日、予選が行われ、フェラーリ(Ferrari)のシャルル・ルクレール(Charles Leclerc)がポールポジションを獲得した。

 地元グランプリとなったルクレールはチームメートのカルロス・サインツ・ジュニア(Carlos Sainz Jr.)を抑えて一番手を獲得。フェラーリが圧巻のフロントロー独占を果たす中で、今季5回目、通算14回目のポールポジションを獲得した。

 サインツは最終アタックの最中、バリアーにぶつかっていたレッドブル(Red Bull)のセルヒオ・ペレス(Sergio Perez)に衝突し、ルクレールを上回るタイムを出せなかった。ペレスは3番手に入り、レッドブルの昨季王者で、今季も総合トップに立つマックス・フェルスタッペン(Max Verstappen)は不満の残る4番手となった。

 昨年大会のルクレールは、予選でポールポジションを獲得しながら終盤にクラッシュし、決勝には出場できなかった。さらに、母国では一度も最後まで走りきることができていない。

 6ポイント差で年間首位のフェルスタッペンを追うルクレールは「自分にとっては本当に特別なこと」と喜び、「信じられないほど幸せだ」と話した。黒雲が近づき、雨の予報が出ている決勝については「ドライの方が少し予測はしやすいと思うが、どんな天気だろうと僕らは戦えるから、こちらとしては構わない」と続けた。

 フェラーリとレッドブル勢に続いては、マクラーレン(McLaren)のランド・ノリス(Lando Norris)が5番手に入って、メルセデスAMG(Mercedes AMG)のジョージ・ラッセル(George Russell)を上回った。アルピーヌ(Alpine F1)のフェルナンド・アロンソ(Fernando Alonso)が7番手、メルセデスのルイス・ハミルトン(Lewis Hamilton)が8番手だった。

 アルファタウリ(AlphaTauri)の角田裕毅(Yuki Tsunoda)は11番手だった。(c)AFP