【5月28日 AFP】中央アジア・キルギスの登山連盟は27日、ロシアのウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領にちなんで名付けられた「プーチン峰(4446メートル)」に立てられていたウクライナ国旗を撤去したと明らかにした。

 今月24日、登山家を名乗るツイッター(Twitter)ユーザーが山頂の記念プレートの横にはためくウクライナ国旗の動画を投稿。「無法者あたりが持ってきて立てたのだろう」とコメントを添えていた。

 同ユーザーはその後、自身と登山仲間が警察の事情聴取を受けたことを認めたものの、訴追されることはなかった。警察は、旗を立てた者には罰金刑が科される可能性があるとしていた。

 登山連盟のメンバーが26日にウクライナ国旗を撤去し、キルギス国旗に取り換えた。

 同連盟の会長は27日、ウクライナの国旗の撤去について、政治的な意図は一切なく、同連盟が自主的に行ったことだとAFPに説明した。

「政治に巻き込まれるのは不愉快だ」として、「キルギスの山にはキルギスの国旗が掲げられるべきだと私は信じている」と述べた。(c)AFP