【5月26日 AFP】イラク中部ナジャフ(Najaf)の国際空港で23日、10歳の少年が7か所の検査場を擦り抜け、イラン行きの航空便に一人で搭乗する出来事があった。

 空港によると、少年が搭乗したのはイラン航空(Iran Air)のチャーター便。乗務員が少年に気付き、空港に確認の連絡があった。この時点で、少年が空港に入ってから約5時間が経過していた。

 空港は、セキュリティー対策を見直すとしている。

 治安当局筋によると、少年は空港近くに住んでおり、両親が行方不明届を出していた。

 ナジャフはシーア派(Shiite)の聖地となっており、毎年数十万人の巡礼者が国際空港を利用している。

 イラク民間航空局は、2019年から民間企業が警備を請け負っており、調査を行い、あらゆる法的手段を講じるとしている。(c)AFP