【5月25日 AFP】全仏オープンテニス(French Open 2022)は24日、男子シングルス1回戦が行われ、大会第7シードのアンドレイ・ルブレフ(Andrey Rublev)は6-7(5-7)、6-3、6-2、6-4でクォン・スンウ(Kwon Soonwoo、韓国)に勝利。怒りにまかせて打ったボールがスタッフに当たりそうになったトラブルについては、「われを忘れた」と話した。

 ルブレフは第1セットを落とした後、ベンチへの戻り際に思い切りボールをラケットで打った。するとベンチに当たって跳ね返ったボールは、セット間のコート整備を行っていたスタッフの頭をかすめて飛んでいった。

 ルブレフは「一瞬、われを忘れた。もちろんやったことを後悔している。あんなふうにボールを打つのは許されない」と話し、「ベンチでラケットを打ちつけた方がマシだった。ボールは誰かに危害を加える可能性がある」と振り返った。

「プロフェッショナルではなかったし、二度と同じことをやらないようにしたい」

 2020年の全米オープンテニス(US Open Tennis Championships 2020)では、ノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)がいら立って打ったボールが線審に当たり、失格処分を科されている。(c)AFP