【5月24日 AFP】全仏オープンテニス(French Open 2022)は23日、男子シングルス1回戦が行われ、大会第1シードのノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)は西岡良仁(Yoshihito Nishioka)に6-3、6-1、6-0で勝利。試合後、世界ランキングのポイントが付与されないことになり物議を醸している今年のウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2022)には「出場するつもり」で、連覇を目指したいと明かした。

「ああ、ウィンブルドンに出場するつもりだ」とコメントしたジョコビッチだが、ウクライナへの侵攻を受け、ロシアとベラルーシ選手の出場を禁止した大会側の当初の決定は「誤り」だと付け加えた。

 男子プロテニス協会(ATP)と女子テニス協会(WTA)が、出場禁止の対抗措置としてウィンブルドンで世界ランキングのポイントを与えないと決めたため、35歳のジョコビッチは2000ポイントを失う立場となっている。

 ジョコビッチは「個人レベルで言えば、それによって私はかなり悪影響を受けている」と続けた。

 連覇の懸かった今年の全豪オープン(Australian Open Tennis Tournament 2022)に出場できなかったジョコビッチは、すでに2000ポイントを失っている。

「選手たちがATPと一体となって、ウィンブルドンであったように間違いが発生した際に何かしらの結果が伴うことを示さねばならないと四大大会(グランドスラム)側に提示できたのは、全体的にうれしく思う」

 同日には、女子の元ナンバーワン選手である大坂なおみ(Naomi Osaka)も、ウィンブルドンに「出場しない方に傾いている」と述べた。(c)AFP