【5月23日 AFP】北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン、Kim Jong Un)総書記は22日、軍幹部の国葬に参列し、自らひつぎを運んだ。国営朝鮮中央通信(KCNA)が23日報じた。同国は数日前に、新型コロナウイルスの感染拡大を抑え込んだと強調しており、金氏はマスクを着用していなかった。

 葬儀が執り行われたのは、朝鮮人民軍の元帥で、2011年に正恩氏の父である金正日(キム・ジョンイル、Kim Jong Il)総書記が死去する前に正恩氏の指導者としての教育係を任されたとされる玄哲海(Hyon Chol Hae)氏。

 KCNAは、マスクをしていない正恩氏が、マスク姿の他の政権幹部と共に玄氏のひつぎを運んでいる写真を公開した。

 KCNAは先週末、新型コロナウイルスの流行は現在「安定的に管理されている」とし、死者数は「日に日に急激に減少している」と報じていた。

 しかし専門家は、北朝鮮の経済・医療事情を考慮すると、公式の発表には疑問があると指摘している。今月12日、初の新型コロナウイルス感染者を発表した同国は、世界保健機関(WHO)からのワクチン提供の申し出を断り、約2500万人の国民が依然未接種のままだ。(c)AFP