【5月23日 AFP】ポーランドのアンジェイ・ドゥダ(Andrzej Duda)大統領は22日、ウクライナ議会で演説し、同国への支持を改めて表明した。

 ポーランドはこれまでもウクライナを強力に支援。同国を逃れてきた難民の受け入れ国としては最大で、欧米諸国によるウクライナへの武器提供や支援の中継地ともなっている。

 ドゥダ氏は首都キーウでウォロディミル・ゼレンスキー(Volodymyr Zelensky)大統領と会談。

 議会では、ロシア軍が民間人に対して残虐行為を働いたとされる都市の名前を列挙し、「ブチャ(Bucha)、ボロジャンカ(Borodianka)、マリウポリ(Mariupol)で起きたことを考えれば、ロシアとこれまで通りの関係を続けるのは不可能だ」と断言。「世界が誠実なら、犯罪や侵略、基本的人権のじゅうりんを忘れて従来の関係に戻ることはできないはずだ」と述べた。

 一方、ウクライナ議会はこの日、ロシアの侵攻を受けて敷いている戒厳令を8月23日まで延長することを承認した。

 ゼレンスキー氏は23日、スイスで開幕した世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議)でビデオ演説を行い、各国に改めて支援を訴える予定。(c)AFP