【5月23日 AFP】全仏オープンテニス(French Open 2022)は22日、女子シングルス1回戦が行われ、大会第6シードのオンス・ジャバー(Ons Jabeur、チュニジア)はマグダ・リネッテ(Magda Linette、ポーランド)に6-3、6-7(4-7)、5-7で敗れ、初戦で姿を消した。

 全仏オープンでは一度も4回戦を突破したことがないものの、優勝候補の一人に挙げられていたジャバーは、世界ランキング56位のリネッテに逆転負けを喫した。

 今季のクレー大会でツアー最多となるマッチ17勝を挙げて今大会に臨んでいたジャバーは、前哨戦のマドリード・オープン(Mutua Madrid Open 2022)を制すと、イタリア国際(Internazionali BNL d'Italia 2022)でも準優勝していた。

 しかし、47本ものアンフォーストエラーを記録したジャバーは、2時間28分の戦いの末に敗れた。

 ジャバーは「もちろんもっと良い結果になると思っていたが、悪いことが起きるのはこれから良いことが待っているからかもしれないと言われている」とコメントした。

 また、2016年大会の女王で第10シードのガルビネ・ムグルサ(Garbine Muguruza、スペイン)も、世界46位のカイア・カネピ(Kaia Kanepi、エストニア)に6-2、3-6、4-6で屈し、早期敗退となった。

 来月37歳の誕生日を迎える今大会最年長選手のカネピは、第1セットを先取されて第2セットも1ブレークダウンという状況から逆転勝利を挙げた。2008年と2012年の全仏オープンで8強入りを果たしているカネピは、四大大会(グランドスラム)でのトップ10相手の勝利はこれが自身10度目となった。

 昨年の大会で4強入りを果たした第4シードのマリア・サッカリ(Maria Sakkari、ギリシャ)は、クララ・ビュレル(Clara Burel、フランス)を6-2、6-3で下し、2回戦に進出している。(c)AFP/Dave JAMES