【5月23日 AFP】21-22イタリア・セリエAは22日、第38節の試合が行われ、ACミラン(AC Milan)が3-0でサッスオーロ(US Sassuolo)を下し、ライバルのインテル(Inter Milan)との白熱の優勝争いを制して11年ぶりのスクデット(リーグ優勝)を獲得した。

 多くのサポーターが敵地に詰めかけた中、この日の最終節で勝ち点1を獲得すれば優勝が決まるミランは、前半だけでオリヴィエ・ジルー(Olivier Giroud)が2得点、フランク・ケシエ(Franck Kessie)が1得点を決めて快勝。インテルも3-0でサンプドリア(Sampdoria)に勝利したがミランに2ポイント届かず、連覇はならなかった。

 試合後にはサポーターがミラノ(Milan)で歓喜。試合が行われたスタジアムでもピッチになだれ込んで「伝説のチャンピオン(We Are The Champions)」を選手と一緒に歌い、低迷期や財政問題を経て2011年以来のトップへ返り咲いたことを祝った。

 56歳で指導者キャリア初の主要タイトルを手に入れたステファノ・ピオリ(Stefano Pioli)監督は、ライブストリーミングサービス「DAZN(ダゾーン)」に対して「われわれが王者にふさわしい。優勝できるとずっと信じていたからだ」と話し、「選手は諦めなかったし、みんな素晴らしかった。選手が楽しんでいるのを見ることができて、私も楽しかった」とたたえた。

 ミランは最後は6連勝と圧巻の強さを見せ、対するインテルはシーズンを通して分が悪かった。

 下位では、USサレルニターナ1919(US Salernitana 1919)が残留を果たし、カリアリ(Cagliari Calcio)の降格が決まった。(c)AFP/Terry DALEY