【5月20日 CGTN Japanese】FRBの20年ぶりの最大の利上げや新型コロナウイルス感染症による損害と4月の景気減速に伴い、人民元の対ドル相場は過去4週間で6%以上急落しました。

 しかし、スイス最大の銀行であるUBSグローバル・ウェルス・マネジメント(UBS Global Wealth Management)香港チーフ・インベストメント・オフィスのマクロストラテジストであるフィリップ・ワイアット(Philip Wyatt)氏は、人民元の長期的な見通しについて楽観的な見方を崩していません。ワイアット氏は「他の新興国市場と異なり、中国で大幅な下落が起きる可能性は低い」と話しました。

 中国の4月の貿易黒字は510億ドル超と、ロイターの世論調査の予想を上回りました。これに対して、ワイアット氏は「こうした中、中国はかなり力強い貿易均衡統計を生み出すことができるため、ドル高にもかかわらず、人民元を幾分支援することになるだろう」との考えを示しました。(c)CGTN Japanese/AFPBB News