【5月20日 AFP】フィンランドの小規模醸造所「オラフブルーイング(Olaf Brewing)」はこのほど、同国の北大西洋条約機構(NATO)加盟申請を記念するビールを発売した。

OTAN」という名前は、フランス語のNATOの頭文字。言葉遊びにもなっていて、フィンランド語で「OTAN beer」は「ビールを飲む」を意味する。

 オラフは、ロシアとの国境から50キロの場所に位置する東部サボンリンナ(Savonlinna)にある。

 オーナーのペッテリ・バンティネン(Petteri Vanttinen)さん(42)は、辺りを指さしながら、第2次世界大戦(World War II)中に爆撃があったと話す。今回製造したラガービールのOTANは「自由の香りがする安全保障」の味がすると説明した。

 フィンランドがまだロシア帝国の一部だった1909年に建てられた赤レンガの建物には、ひっきりなしに客が訪れていた。

 ソーシャルメディアで話題となり、米国や日本、ドイツなど世界中から問い合わせが殺到しているという。(c)AFP