【5月20日 AFP】フォーミュラワン(F1、F1世界選手権)がレース中のジュエリー着用の取り締まりを強化したことについて、ハース(Haas F1 Team)のケビン・マグヌッセン(Kevin Magnussen)は19日、結婚指輪を外すよう指示されることに対する不満を示した。

 マグヌッセンは第6戦スペインGP(Spanish Grand Prix 2022)を控えた記者会見で、「彼らの話は理解できるけれど、指にはめているのは結婚指輪だ」と強調。「結婚指輪をして、多少やけどが増えても受け入れる。もし何か悪いことが起きるとしたら、その時は指輪をはめていたい。外すことには少し罪悪感がある」と語った。

 また、ドライバーが自分の選択に責任を持つことや、レース主催者の免責に署名することなども提案した。

 F1による「ジュエリー禁止令」をめぐっては、選手の間で反対の声が高まっている。

 第5戦マイアミGP(Miami Grand Prix 2022)では、メルセデスAMG(Mercedes AMG)のルイス・ハミルトン(Lewis Hamilton)が反発。鼻のピアスは簡単に外れないとして、結果的に2レースの猶予が与えられた。

 ただし、特別措置は今週末のスペインGPまでとなっているため、次戦のモナコGP(Monaco Grand Prix 2022)でも引き続きピアスをつけていた場合は罰金が科される可能性がある。罰金は約25万ユーロ(約3370万円)になるとみられている。(c)AFP