【5月19日 AFP】シンガーソングライターから競泳選手に転向したオーストラリアのコーディー・シンプソン(Cody Simpson)が18日、同国国内選手権(2022 Australian Swimming Championships)の男子100メートルバタフライで3位に入り、来月行われるコモンウェルスゲームズ(2022 Commonwealth Games、英連邦競技大会)の代表に内定した。シンプソンは来月の第19回世界水泳選手権(19th FINA World Championships)にも出場する見通し。

 ジュニア時代から水泳の才能に恵まれ、2020年に音楽活動を休止して競技復帰を果たしたシンプソンは、豪アデレード(Adelaide)で行われている国内選手権の初日のレースで51秒96をマークした。

 マット・テンプル(Matt Temple)が51秒50で1位、カイル・チャルマース(Kyle Chalmers)が51秒67で2位に入り、ハンガリー・ブダペストで予定されている世界水泳への出場権を手にしたが、男子100メートル自由形の五輪金メダリストであるチャルマースは世界水泳を回避する見通しであるため、国際水泳連盟(FINA)が定める標準記録をクリアしたシンプソンに道が開かれた。

 100メートルバタフライの上位3選手は、7月下旬に英バーミンガム(Birmingham)で行われるコモンウェルスゲームズに出場する。

 3枚の音楽アルバムを発表して世界でもツアーを行い、歌手のジャスティン・ビーバー(Justin Bieber)さんとも一緒に活動したことがあるシンプソンは「夢がかなった。けさはとても良い泳ぎができたし、昨年から大きく進歩した」とコメントした。

 また、マイリー・サイラス(Miley Cyrus)さんやジジ・ハディッド(Gigi Hadid)さんといったセレブとも公の場でデートしていたシンプソンは「どんなに早くても、今年までは自分が張り合えるなんてちっとも思っていなかった。だから、代表内定は(2024年の)パリ(五輪)に向けたボーナスにすぎない」と続けた。(c)AFP