【5月18日 AFP】男子テニス、ジュネーブ・オープン(Gonet Geneva Open 2022)は17日、シングルス2回戦が行われ、大会第1シードでワイルドカード(主催者推薦)のダニール・メドベージェフ(Daniil Medvedev)はリシャール・ガスケ(Richard Gasquet、フランス)に2-6、6-7(5-7)で敗れ、ヘルニア手術からの復帰戦を白星で飾れなかった。

 世界ランキング2位でありながら、ベテランのガスケにストレート負けを喫したメドベージェフは、来週に開幕する全仏オープン(French Open 2022)の優勝候補として、ラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)やノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)よりも先に自身の名を挙げるのは難しいとコメント。その一方で、全仏までに懸命にプレーを磨くと語った。

 昨年の全米オープン(US Open Tennis Championships 2021)王者であるメドベージェフは、「クレーコートでは自分のベストなテニスができない。これまでそうだったように、何かしらの良い結果を残せることは分かっているが、ゾーンに入る必要がある」と記者団に話した。

「クレーコートでは他のサーフェスほど自信が持てない。だからタイブレークでは最後にダブルフォールトを犯し、5-7で落とした。残念ではあるが、キャリアの中ではより厳しい黒星を喫している」

「身体面は悪くはなかった。練習する日がもう少しあれば、ローラン・ギャロス(Roland Garros、全仏オープン)に向けて準備できるはずだ」

 マイアミ・オープン(Miami Open 2022)準々決勝敗退後にメスを入れた26歳のメドベージェフにとって、この日の試合は全仏までの唯一のクレーコートマッチとなった。

 昨年の全仏で8強入りに終わったメドベージェフは「私はローラン・ギャロスの優勝候補ではないが、良いプレーをしたいと思っている。もう一度自分のレベルを取り戻すことができれば、危険な存在になり得る」とコメントした。(c)AFP/Robin MILLARD