【5月16日 AFP】21-22NBAは15日、プレーオフのカンファレンス準決勝(7回戦制)が行われ、イースタンカンファレンスではボストン・セルティックス(Boston Celtics)が109-81でミルウォーキー・バックス(Milwaukee Bucks)に勝利し、シリーズ4勝3敗で昨季王者を葬り去った。

 本拠地TDガーデン(TD Garden)でセルティックスは、グラント・ウィリアムス(Grant Williams)が3ポイントレンジから正確なプレーを披露し、イースト第1シードのマイアミ・ヒート(Miami Heat)とのカンファレンス決勝に進んだ。

 バックスはヤニス・アデトクンポ(Giannis Antetokounmpo)が25得点、20リバウンド、9アシストを記録したものの、3ポイントの成功率が両チームの決定的な違いとなり、セルティックスは2勝3敗の崖っぷちから巻き返した。55本中22本の3ポイントシュートを沈めたセルティックスに対し、バックスは33本中わずか4本の成功にとどまった。

 ウィリアムスは3ポイントシュートを7本決めるなど27得点を記録。また、ジェイソン・テイタム(Jayson Tatum)は3ポイントシュート9本中5本を沈めて23得点をマークした。

 19-20シーズンのカンファレンス決勝で対戦しているセルティックスとヒートの初戦は、17日に行われる。

 一方、ダラス・マーベリックス(Dallas Mavericks)は123-90で第1シードのフェニックス・サンズ(Phoenix Suns)を下し、ウエスタンカンファレンス決勝に進出した。

 敵地フェニックス(Phoenix)でスーパースターのルカ・ドンチッチ(Luka Doncic)が躍動したマーベリックスは、シリーズ4勝3敗でサンズを下した。

 レギュラーシーズン64勝のサンズは、両カンファレンストップの成績でウエスト第1シードを確保し、2年連続のファイナル進出が有力視されていた。

 しかしサンズのファイナル制覇の夢は、ドンチッチをはじめシュートタッチが好調だったマーベリックスに砕かれた。マーベリックスは18日から始まるカンファレンス決勝でゴールデンステイト・ウォリアーズ(Golden State Warriors)と対戦する。

 マーベリックスはドンチッチが35得点、10リバウンド、4アシストを記録し、スペンサー・ディンウィディー(Spencer Dinwiddie)が5本の3ポイントシュートを含む30得点をマークした。

 さらにジェイレン・ブランソン(Jalen Brunson)も2桁得点を記録したマーベリックスに対し、サンズは2大スターのデビン・ブッカー(Devin Booker)が11得点、クリス・ポール(Chris Paul)が10得点と振るわなかった。(c)AFP