【5月15日 AFP】スペイン1部リーグ、FCバルセロナ(FC Barcelona)のシャビ・エルナンデス(Xavi Hernandez)監督は14日、クラブの深刻な財政状況により、この夏にフレンキー・デ・ヨング(Frenkie de Jong)の売却を考慮せざるを得ない可能性があると明かした。

 2019年にオランダ1部・エールディビジのアヤックス(Ajax)から移籍金7500万ユーロ(約101億円)で加入したデ・ヨングは、堅実なパフォーマンスでカンプ・ノウ(Camp Nou)でレギュラーをつかんでいるものの、期待には応えられていない。

 ペドリ(Pedro Gonzalez Lopez 'Pedri’)やガビ(Pablo Martin Paez Gavira 'Gavi’)、ニコ・ゴンサレス(Nico Gonzalez)、そしてセルヒオ・ブスケッツ(Sergio Busquets)といった選手が中盤のポジションを争っており、バルセロナは25歳のデ・ヨング売却を資金調達のチャンスとみなしている可能性がある。

 この日の会見でシャビ監督はデ・ヨングについて、「彼はとても重要な選手で、ほぼ必ず先発を張ってきた。チームの根幹となる選手だ」と話したが、「また、財政状況というものもあって、われわれはそれに左右される。彼は今の時代のクラブで大きな存在とならなければいけないが、どうなるかはこれからだ」と続けた。

 予想よりも損失が2億4200万ユーロ(約325億円)多かったことを受け、ラ・リーガ(La Liga)はバルセロナの今夏移籍市場での使用限度額をマイナス1億4400万ユーロ(約194億円)に設定した。

 また、バルセロナのジョアン・ラポルタ(Joan Laporta)会長は今季開幕時、クラブの負債が13億5000万ユーロ(約1815億円)であると明かした。

 シャビ監督は「クラブ事情が全てを支配している」とした上で、「財政状況次第だ。数日以内にわれわれの立ち位置が分かる。今からプランを立て始める必要がある」と話した。

 厳しい財務状況の一方でバルセロナは、この日ドイツ・ブンデスリーガ1部のバイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)と2023年6月に切れる契約を延長しないと表明した33歳のストライカー、ロベルト・レワンドフスキ(Robert Lewandowski)に関心を示しているという。(c)AFP