【5月15日 AFP】ドイツ・ブンデスリーガ1部、バイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)のロベルト・レワンドフスキ(Robert Lewandowski)が14日、今夏での退団を希望した。報道では、スペイン1部リーグのFCバルセロナ(FC Barcelona)が33歳のストライカーに3年契約をオファーする準備を進めているという。

 2-2で引き分けたVfLボルフスブルク(VfL Wolfsburg)との最終節で今季リーグ35点目を決めてシーズンを終えたレワンドフスキは、試合後に爆弾発言をした。

「バイエルンでのラストゲームになるかもしれない。100パーセントとは言えないが、その可能性がある。クラブと自分にとって最良の解決策を見いだす必要がある」

 スカイ・ドイツ(Sky Germany)で、2023年に切れる契約を延長する意思がないことをクラブのスポーティング・ディレクター(SD)を務めるハサン・サリハミジッチ(Hasan Salihamidzic)氏に伝えたと明かしたレワンドフスキは、「オファーが届いたら検討しなければならない」と話した。

 2シーズン連続で国際サッカー連盟(FIFA)が選ぶ年間最優秀選手に選出されているレワンドフスキは、2014年にバイエルンに加入してから獲得し得るタイトルを全て手にしている。バイエルンで8度、ボルシア・ドルトムント(Borussia Dortmund)時代を含めると10度ドイツ王者になっているレワンドフスキは、2020年には欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2019-20)制覇を経験している。

 一方、アーリング・ブラウト・ハーランド(Erling Braut Haaland)のラストマッチとなったホームでの最終節で、2位ドルトムントは2-1でヘルタ・ベルリン(Hertha Berlin)に勝利した。

 ハーランドは来季、イングランド・プレミアリーグのマンチェスター・シティ(Manchester City)への待望の移籍がクラブ間で合意している。

 本拠地ジグナル・イドゥナ・パルク(Signal Iduna Park)でイシャク・ベルフォディル(Ishak Belfodil)に先制点を許したドルトムントは、後半ハーランドのPKで追いつくと、17歳のストライカー、ユスファ・ムココ(Youssoufa Moukoko)がアクセル・ヴィツェル(Axel Witsel)に代わってピッチに立った直後に決勝点をマークした。

 これにより16位に転落したヘルタは、2部3位との残留/昇格プレーオフに回ることが決まった。2部では現在ハンブルガーSV(Hamburg SV)が3位につけている。(c)AFP/Ryland JAMES