【5月13日 AFP】フランスのジャンイブ・ルドリアン(Jean-Yves Le Drian)外相は13日、ドイツ北部バイセンハウス(Weissenhaus​​)で開かれている先進7か国(G7)外相会議で、G7はウクライナが「勝利するまで」支援を継続すると表明した。欧州連合(EU)も同日、ウクライナへの軍事支援拡充を確約した。

 英国のリズ・トラス(Liz Truss)外相は「ウクライナにさらに多くの兵器を提供し、制裁を増やすことで、ウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領への圧力を維持することが現時点において極めて重要だ」と話した。

 ルドリアン外相は、「ウクライナが勝利するまで長期的にウクライナの主権を守る戦いの支援を続ける」ために、G7は「極めて強固に結束している」と述べた。

 EUのジョセップ・ボレル(Josep Borrell)外交安全保障上級代表(EU外相)は、5億ユーロ(約670億円)相当の軍事支援を追加すると表明した。

 ボレル氏は、ロシアへの経済制裁をさらに強化したり、孤立状態に追い込み続けたりすると強調。ウクライナを支え続けるために一致団結するとも表明した。

 一方、ドイツ南西部シュツットガルト(Stuttgart)ではG7農相会議が開かれ、ウクライナの農相も参加。ドイツの農相は、ロシアがウクライナ東部で農作物を略奪していると非難した。(c)AFP