ウクライナで殺害された監督の遺作、カンヌ映画祭で上映へ
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【5月13日 AFP】17日からフランスで開催されるカンヌ国際映画祭(Cannes Film Festival)で、先月ウクライナでロシア軍に殺害されたリトアニア人映画監督マンタス・クベダラビチュス(Mantas Kvedaravicius)氏の遺作が特別上映される。主催者が12日、発表した。
クベダラビチュス氏は先月、ドンバス(Donbas)地方の紛争をテーマにした2016年公開のドキュメンタリー『マリウポリス(Mariupolis)』の続編をマリウポリで撮影中、ロシア軍に拘束され、殺害されたとされる。
同行していた婚約者のハンナ・ビロブロバ(Hanna Bilobrova)さんが国外へ持ち出し、ドウニャ・ジショフ(Dounia Sichov)氏が編集した。
『マリウポリス2』と名付けられた作品は、19、20両日に上映予定。
カンヌ映画祭によると、クベダラビチュス氏は「2014、15年に撮影した際に会った人たちと一緒にいたい」と話し、今年ドンバス地方に戻っていた。(c)AFP