【5月13日 AFP】北朝鮮の朝鮮中央通信(KCNA)は13日、先月末から原因不明の発熱を訴える患者が全土で爆発的に増えており、6人が死亡したと伝えた。死者のうち1人については、感染力が強い新型コロナウイルス変異株「オミクロン株」の別系統「BA.2」の感染が確認された。18万7800人が隔離され、治療を受けているとしている。

 12日だけでも全土で約1万8000人が発熱した。

 国民のうち約2500万人が新型コロナワクチンを未接種で、医療体制も崩壊しているため、北朝鮮は感染症の大流行に対処できない恐れがあるとみられている。(c)AFP