【5月11日 AFP】テニス、イタリア国際(Internazionali BNL d’Italia 2022)は10日、女子シングルス1回戦が行われ、大会第9シードのオンス・ジャバー(Ons Jabeur、チュニジア)が快勝で初戦を突破した一方、全米オープンテニス(US Open Tennis Championships 2021)女王のエマ・ラドゥカヌ(Emma Raducanu、英国)は前週の大会で痛めた腰のけがによる途中棄権を強いられた。

 3日前のマドリード・オープン(Mutua Madrid Open 2022)決勝で勝利し、キャリア最大のタイトルを獲得したばかりのジャバーは、6-0、7-6(7-1)でソラナ・シルステア(Sorana Cirstea、ルーマニア)に勝利し、同選手との3回目の対戦で初勝利を挙げた。

 マドリード・オープン準優勝で、大会第13シードのジェシカ・ペグラ(Jessica Pegula、米国)は4-6、6-3、6-4の逆転でリュドミラ・サムソノワ(Liudmila Samsonova)に競り勝ち、好調アンヘリナ・カリニナ(Anhelina Kalinina、ウクライナ)との2回戦に進出した。

 第10シードのラドゥカヌはビアンカ・アンドレスク(Bianca Andreescu、カナダ)との1回戦で、アンドレスクが6-2、2-1とリードしたところで途中棄権を強いられ、全米オープン勝者同士の非常に楽しみな対戦は残念な終わり方を迎えた。

 ラドゥカヌは第1セットのサービスゲームを二つ落とし、ゲームカウント2-5となったところでメディカルタイムアウトを取ったが、それだけでは十分ではなく、4ゲーム後に棄権を余儀なくされた。

 全仏オープン(French Open)優勝経験者で、第11シードのエレナ・オスタペンコ(Jelena Ostapenko、ラトビア)は2-6、3-6で予選勝者のローレン・デイヴィス(Lauren Davis、米国)に敗れ、わずか1時間10分で大会から姿を消した。(c)AFP/Reem Abulleil