【5月11日 AFP】テニス、イタリア国際(Internazionali BNL d’Italia 2022)は10日、男子シングルス2回戦などが行われ、ノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)は6-3、6-2のストレートでアスラン・カラツェフ(Aslan Karatsev)を下して16強入りを果たした。

 ジョコビッチは、過去に5回優勝し、準々決勝より前での敗退は一度もないという大会との相性の良さを引き続き発揮し、大会通算60勝目を挙げた。また、マッチ通算1000勝にもあと三つと迫っている。

 カラツェフが36本のアンフォーストエラーを記録する中、ジョコビッチは相手のミスを確実に突いた。ジョコビッチは「きょうは相手のミスが多く、第1、第2セットともにいくつかブレークが奪えた」と話し、「もちろん、この勝利は大きい。質の高い相手にストレートで勝てたし、次を楽しみにしている」と続けた。

 史上最長を更新する世界ランキング1位在位369週目に入っているジョコビッチだが、ダニール・メドベージェフ(Daniil Medvedev)に抜かれないためには、最低でも今大会でベスト4に入る必要がある。3回戦では、同胞ラスロ・ジェレ(Laslo Djere)と四大大会(グランドスラム)優勝3回のスタン・ワウリンカ(Stan Wawrinka、スイス)の勝者と対戦する。

 グリゴール・ディミトロフ(Grigor Dimitrov、ブルガリア)は、5日にも対戦したステファノス・チチパス(Stefanos Tsitsipas、ギリシャ)と2回戦で当たることが決まった。

 ディミトロフは予選勝者のブランドン・ナカシマ(Brandon Nakashima、米国)を6-3、6-4で下して1回戦を突破。ディミトロフにとっては、これが今季のマスターズ1000(ATP Masters 1000)大会10勝目で、2回戦ではチチパスとの6度目の対戦で2勝目を狙う。(c)AFP