【5月11日 AFP】ウクライナ南部の港湾都市オデーサ(Odessa)で9日、ロシアによるミサイル攻撃が相次ぎ、1人が死亡した。

 一連のミサイル攻撃は、欧州連合(EU)のシャルル・ミシェル(Charles Michel)大統領が同市を訪問した数時間後の夜間に行われ、複数の建物が破壊されたほか、ショッピングセンターが炎上した。

 南部に加え、東部でも新たな戦闘が発生。首都キーウ制圧に失敗したロシアは、東部掌握に向け攻勢を強めている。

 ウクライナ大統領府は、戦闘の中心地は東部ルガンスク(Lugansk)州ビロホリウカ(Bilogorivka)村に移ったとしている。同村では8日、学校がロシアの空爆を受け、ウクライナ当局によれば60人が死亡した。

 また同大統領府によると、ウクライナ側が保持する拠点としては最東端に位置する東部ルガンスク(Lugansk)州セベロドネツク(Severodonetsk)と隣接するリシチャンスク(Lysychansk)の2都市でも砲撃が続いている。AFPの取材班は9日、セベロドネツクから去るウクライナのトラックの列を目撃した。(c)AFP