「ゼロコロナ」政策を堅持する中国 米国の中傷をはねのけ、対策を徹底
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【5月10日 People’s Daily】新型コロナウイルスのオミクロン変異株が世界で猛威を振るっている。米国では感染者や死者が増加する一方、一部のメディアは中国本土や香港での感染拡大を「壊滅」と報道し、中国の新型コロナ対策、ひいては中国の政治制度をおとしめようとしている。こうした偏狭で腹黒い議論は事実を無視しており、人類が共通して直面している感染症の問題を政治の道具として悪用するものである。
空前の感染症に直面する中国政府は、科学的で徹底した予防・管理対策に努め、人々の生命と健康、正常な社会秩序、経済の安定を最大限守ってきた。経済発展とコロナ禍の抑制を両立させている中国は世界のリーダーの役割を維持しており、中国共産党の指導と中国の特色ある社会主義制度の優位性は顕著に表れている。
一方、世界一の経済大国である米国は高度な医療体制を持ちながら深刻な感染拡大を繰り返し、新規感染者や入院患者、子どもの感染者などは過去最高を記録し、新型コロナの死者が100万人近くに達している。米国政府のコロナ対策は非科学的で不平等、無責任なもので、政党の偏向と虚偽情報のまん延は政府の信頼性と国民の生命を損なうことにつながっている。
感染力の強いオミクロン株により、香港の感染者は急増し、一時は極めて危機的な状況に陥った。しかし本土から医療チームが迅速に駆けつけ、移動検査車の投入、臨時病棟の建設などの素早い対応で市民の生命と健康を守る闘いを繰り広げている。
米国の特定メディアは香港の感染状況を利用し、「動態清零(ダイナミックゼロ、ゼロコロナ)」政策をゆがめ、予防・管理対策を緩和する「ウィズコロナ」を選択すべきだと、示唆している。しかし香港の高い人口密度や高齢化を考えると、「ウィズコロナ」はウイルスの大幅な感染を許すことになるだけだ。
中国のコロナ対策の経験は、「ゼロコロナ」政策が科学的かつ効果的であり、14億を超える人口を持つ国で必要な防衛ラインであることを証明している。香港のシンクタンクによる世論調査によると、65%の香港市民は「ゼロコロナ」政策に賛同し、85%以上が中央政府の取り組みを支持している。
湖北省(Hubei)武漢市(Wuhan)における新型コロナとの闘いをドキュメンタリーで撮影した英国人のマルコム・クラーク(Malcolm Clarke)監督は「防疫活動において、中国という国がいかにパワフルかをこの目で見た。何かを成し遂げようとする時、国を挙げて実行できる。これは西側諸国の基準では考えられないことだ」と語る。
この2年余り、中国の優れた体制と強大な国力は十分に発揮され、今後も継続されていく。中国が新型コロナとの闘いで最後には勝利することで、中国を中傷し不和をまきちらそうとする米国の特定メディアと政治家を再び失望させることになるだろう。(c)People’s Daily/AFPBB News