【5月4日 AFP】ロシアが、4日開催予定の国連安全保障理事会(UN Security Council)と欧州連合(EU)の政治安全保障委員会(Political and Security CommitteePSC)の会合を、欠席する意向であることが分かった。ロシア外交筋が3日、明らかにした。ロシアと国連加盟国との関係がさらに悪化していることが浮き彫りになった。

 匿名を条件に取材に応じたロシアの外交筋によると、決定はウクライナの状況が関係している。

 西側の外交筋はAFPに対し、ウクライナ侵攻開始以降、ロシアが国連安保理の会合を欠席したことはなかったと指摘した。

 国連安保理とPSCは毎年、非公式会合を行っていたが、新型コロナウイルスの流行を受け、2019年以降開かれていなかった。

 ロシアは、国連人権理事会(UNHRC)をはじめ、複数の国連機関の資格を停止されている。(c)AFP