【5月2日 AFP】自転車ロードレース、ツール・ド・ロマンディ(Tour de Romandie 2022)は1日、最終第5ステージの個人タイムトライアル(エーグルからビラール、15.8キロメートル)が行われ、ステージを制したボーラ・ハンスグローエ(Bora Hansgrohe)のアレクサンドル・ブラソフ(Aleksandr Vlasov)が総合優勝を果たし、キャリア最大のタイトルを手に入れた。

 2月にボルタ・ア・ラ・コムニタ・バレンシアナ(2022 Volta a la Comunitat Valenciana)で勝利した26歳のブラソフは、雨の中で33分40秒を記録し、コフィディス(Cofidis, Solutions Credits)のサイモン・ゲシュケ(Simon Geschke、ドイツ)を31秒差の2位に抑えた。

 前日の山岳ステージで2位に入っていたブラソフは、この日3位だったバーレーン・ヴィクトリアス(Bahrain Victorious)のジーノ・メーダー(Gino Mader、スイス)に50秒差をつけて総合優勝。ゲシュケがそこから5秒差の総合3位に入った。

 前日まで総合トップで、UCIロード世界選手権(UCI Road World Championships)のタイムトライアルを2度制しているチーム・ユンボ・ビスマ(Team Jumbo Visma)のローハン・デニス(Rohan Dennis、オーストラリア)は、第4ステージでヒルクライマーたちについていくため激しく戦った影響か、この日はブラソフと2分12秒差の22位に沈み、総合順位も1分54秒差の8位に終わった。(c)AFP