【5月2日 AFP】オーストラリアのカンタス航空(Qantas Airways)は2日、2025年末までにロンドン、ニューヨークの各都市とシドニーを結ぶ初の直行便の運航を開始すると発表した。

 直行便運航計画は「プロジェクト・サンライズ(Project Sunrise)」と銘打たれた。カンタスは機材として欧州航空機大手エアバス(Airbus)の「A350-1000」型機12機を購入する。

 シドニー便に加え、いずれメルボルン便も就航させる予定だ。

 カンタスのアラン・ジョイス(Alan Joyce)最高経営責任者(CEO)兼社長は「最新鋭機の投入で新たなサービスが可能になる」としている。

 カンタスによると、A350-1000は乗客238人乗りで、ファーストクラスは座席ごとにベッドとリクライニングチェア、衣類の収納場所を備えている。

 エコノミークラスもゆったりした造りとなっており、「ストレッチや水分補給」のためのスペースが設けられる。

 カンタスは2019年から長距離便の試験飛行を開始。飛行距離1万7750キロのロンドン─シドニー便を運航したこともある。飛行時間は19時間19分だった。

 同社は豪州パース(Perth)とロンドンを結ぶ直行便(飛行時間17時間)をすでに運航している。(c)AFP