【4月30日 AFP】リトアニアに亡命しているベラルーシの反政権派スベトラーナ・チハノフスカヤ(Svetlana Tikhanovskaya)氏は29日、米国がベラルーシ民主化運動に対する技術的な支援の強化を検討していると明らかにした。

 チハノフスカヤ氏は、ベラルーシを強権支配しているアレクサンドル・ルカシェンコ(Alexander Lukashenko)大統領に2020年の大統領選で勝利したと主張している。

 チハノフスカヤ氏は米首都ワシントンでアントニー・ブリンケン(Antony Blinken)国務長官らと会談。国務省記者協会(State Department Correspondents' Association)に対し、「(米国から)ベラルーシの民主化運動に対する全面支援の確約を取り付けた」と述べた。

 また、ベラルーシのジャーナリストや活動家に対する技術的な支援についても話し合い、強要された自白内容の放送をはじめ、ルカシェンコ政権による偽情報発信への対策について議論したと述べた。

 米国務省によると、協議を主導したウェンディ・シャーマン(Wendy Sherman)国務副長官は、民主化を切望するベラルーシ国民を今後も支援していくと強調した。

 チハノフスカヤ氏は、マドレーン・オルブライト(Madeleine Albright)元国務長官の葬儀に参列するためワシントンを訪れていた。(c)AFP