【4月26日 AFP】ロシア政府は25日、ドイツ政府が先にロシア外交官を追放した「非友好的な決定」への対抗措置として、ドイツ外交官40人を追放すると発表した。

　ロシア外務省は、ドイツ大使を呼び出し、「相応の反応の一環として、在ロシアのドイツ外交機関の職員40人をペルソナ・ノン・グラータ（好ましからざる人物）に指定する」と通告する文書を手渡したと明らかにした。

　同省はまた、ロシア外交官の追放という「ドイツ政府による極めて非友好的な決定に関連し、ドイツ大使に強く抗議した」と述べた。

　今回のロシアの決定についてドイツ政府は「まったく正当化できない」と反発。アナレーナ・ベーアボック（Annalena Baerbock）外相は、ロシアに駐在しているドイツ外交官は「誤った行為を一切していない」と擁護した。

　ベーアボック氏はドイツがロシア外交官の追放を決めた際、ウクライナに侵攻したロシア軍の「信じ難い残虐性」への反応だとしていた。(c)AFP