【4月25日 AFP】米国のロイド・オースティン(Lloyd Austin)国防長官は25日、ロシアを二度と侵攻できないよう「弱体化」させる必要があると述べるとともに、ウクライナは適切な装備があれば勝利を収められるとの認識を示した。

 オースティン氏とアントニー・ブリンケン(Antony Blinken)国務長官は24日、ウクライナの首都キーウを訪れ、ウォロディミル・ゼレンスキー(Volodymyr Zelensky)大統領と会談した。米閣僚のキーウ訪問は、ロシアによるウクライナ侵攻開始以来、初めて。

 オースティン氏は帰国前に記者会見に臨み、「勝利の一歩は勝てると信じることだ。彼ら(ウクライナ)は勝てると信じている」と指摘。「われわれも(ウクライナに)適切な装備と支援があれば勝てると信じている」

 オースティン氏とブリンケン氏は、米外交官を今週からウクライナに徐々に戻す方針を明らかにしたほか、7億ドル(約900億円)超の直接・間接的な追加軍事支援を約束した。

 オースティン氏はさらに「われわれは、ウクライナ侵攻のようなことを繰り返せない程度にロシアを弱体化させたい」と強調。ロシアは「軍事力・兵力を既にかなり失っており、迅速に増強できないことを望んでいる」と述べた。(c)AFP