【4月24日 AFP】中国の国家衛生健康委員会(NHC)は24日、上海で新型コロナウイルス感染者39人が死亡したと発表した。同市での1日当たりの死者数としては、感染対策のロックダウン(都市封鎖)が始まって以来最多。北京でも感染者が増えており、市当局は「厳しい状況だ」として警戒を強めている。

 国際的なビジネスハブ(拠点)の上海は、今月初めからほぼ全面的な封鎖下にある。連日数千人の感染者が報告される一方、18日まで死者の発表はなかった。同市での死者数は、累計87人となった。

 中国本土全体での新規感染者数は2万2000人近くに上っている。

 北京では22人の新規感染が報告された。同市の共産党委員会は23日の記者会見で「隠れた感染が続く危険性は高い。厳しい状況だ」とし、「市全体で直ちに対応しなければならない」と警告した。(c)AFP