22年中国開催のアジア大会、延期の可能性に直面
発信地:クウェート市/クウェート
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【4月23日 AFP】中国で開催される2022年の第19回アジア競技大会(19th Asian Games、Asiad)が延期の可能性に直面していると、21日に大会関係者が明らかにした。同大会をめぐっては、日程が来年に変更される見通しとの話が出ていた。
五輪規模のイベントであるアジア大会は、新型コロナウイルスの感染拡大が深刻な状況となっている上海の近郊、杭州(Hangzhou)で9月10日から25日まで行われることになっている。
まだ決定事項ではないものの、アジア・オリンピック評議会(OCA)の関係者は匿名を条件に、延期の可能性があると述べた。
新型コロナウイルスのパンデミック(世界的な大流行)以降、中国での国際スポーツ大会の多くが中止されているが、2月の北京冬季五輪は厳格な隔離環境下のバブル内で行われた。
中国最大級の都市である上海は、新型コロナの大流行がここ2年間では国内最悪の状況に陥っており、数週間前から続くロックダウン(都市封鎖)で約2500万人の市民が自宅に閉じ込められている。
上海から200キロも離れていない杭州は、1990年の北京、2010年の広州(Guangzhou)に続き、中国では3都市目のアジア大会開催地となる。(c)AFP