【4月22日 AFP】21-22スペイン1部リーグは21日、第33節の試合が行われ、FCバルセロナ(FC Barcelona)はピエール・エメリク・オーバメヤン(Pierre-Emerick Aubameyang)の序盤のゴールでレアル・ソシエダ(Real Sociedad)を1-0で下し、トップ4フィニッシュを盤石なものにした。

 アウェーで勝利を挙げたバルセロナだが、この試合ではジョルディ・アルバ(Jordi Alba)が痛みを感じながらプレーしている様子だった他、ダニエウ・アウベス(Daniel Alves)、ロナルド・アラウホ(Ronald Araujo)、ジェラール・ピケ(Gerard Pique)は全員けがで途中交代。DF陣がほぼ全滅したことで、チームの最後の追い上げに支障を来すことになるかもしれない。

 ソシエダの決定力不足とGKマルクアンドレ・テル・シュテーゲン(Marc-Andre ter Stegen)の好セーブに助けられたバルセロナは、来季の欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2022-23)出場権を追う上で重要な白星を手にした。

 バルセロナのシャビ・エルナンデス(Xavi Hernandez)監督は、「彼らは長い時間われわれを支配し、ボールも長く保持した。相手は素晴らしいチームで、フィジカル的にもとても強い。われわれにとっては大きな勝利」とコメントした。

 2位の座をキープしたバルセロナは、消化試合数が一つ少ない中で5位レアル・ベティス(Real Betis)との勝ち点差を6に広げ、20日にグラナダ(Granada CF)と0-0で引き分けた4位アトレティコ・マドリード(Atletico de Madrid)にも2ポイント差をつけた。

 また、セビージャFC(Sevilla FC)はヘスス・コロナ(Jesus Corona)の2得点などで、アウェーでレバンテ(Levante)を3-2で下して3位にとどまっている。

 仮にバルセロナを下していれば、トップ4争いに加わるわずかな可能性を手にしていたソシエダだが、黒星を喫したことで、ヨーロッパリーグ(UEFA Europa League 2022-23)出場権の確保を目指すことになった。ソシエダはアトレティコに6ポイント差をつけられている。

 1月に加入したオーバメヤンは、移籍後これが公式戦の11得点目。チームが予期せぬ不調の打破を強く望んでいることもあり、とりわけ重要なゴールとなった。(c)AFP