【4月22日 AFP】スピードスケート・ショートトラック韓国代表の2選手に、今年の北京冬季五輪で金メダルを獲得した報奨として、フライドチキンの生涯無料クーポンが与えられた。

 北京五輪で韓国選手団団長を務めた尹洪根(Yoon Hong-geun、ユン・ホングン)氏は、同国スケーターがショートトラックで疑惑の判定に巻き込まれる騒動が起きたことから、選手を鼓舞するために、金メダルを獲得すれば「チキン年金」を与えると約束していた。

 韓国最大のフライドチキンチェーン店ジェネシスBBQ(Genesis BBQ)のオーナーである尹氏は21日、自身の公約を実行に移し、男子1500メートルで優勝した黄大憲(Hwang Dae-heon、ファン・デホン)と、女子の同種目を制した崔珉禎(Choi Min-jeong、チェ・ミンジョン)に対して、60歳までチキンを無料提供すると確約した。

 ジェネシスBBQによると、この2選手は店舗で使える3万ウォン(約3100円)相当のクーポンが毎日分与えられ、値上がりした場合はその分も追加されるという。また、銀メダリストには2週間に1度使えるクーポンが20年間分、銅メダリストには同じクーポンが10年間分与えられることになっている。

 フライドチキンは韓国屈指の人気グルメの一つで、報道によると国内では鶏肉の約3分の1が空揚げとして消費されているという。(c)AFP