【5月1日 AFP】紙飛行機の世界大会「レッドブル・ペーパー・ウイングス(Red Bull Paper Wings)」のブラジル代表決定戦がこのほど、リオデジャネイロ(Rio de Janeiro)で開催された。

 今年で6回目を迎える世界大会は、オーストリアのザルツブルク(Salzburg)で今月開催予定。62か国の代表が集まり、紙飛行機の飛行距離と飛行時間の世界一を競い合う。

 ブラジルチームは2006年と2009年の世界選手権大会で、飛行時間部門で優勝している。

 この日の代表決定戦で競った学生8人の専門は工学、獣医学、栄養学とさまざまだ。

 博物館「ミュージアム・オブ・トゥモロー(Museum of Tomorrow)」の天井が高く、広々とした会場で、出場者たちは巧みな手つきで紙飛行機を飛ばした。

 情報科学を専攻する24歳の参加者は「飛行距離を狙った紙飛行機は、ロケットに似ています」と説明。一方、「長い滞空時間を狙った紙飛行機は、グライダーのように長い翼があります」と続けた。

 滞空時間部門で優勝したのは、ペドロ・クルス・カプリオッティ(Pedro Cruz Capriotti)さん(19)。記録は7.61秒だったが、戸田拓夫(Takuo Toda)さんが持つ世界記録の27.9秒には遠く及ばなかった。

 飛行距離部門ではイサク・ケイロス・レイテ(Isaac Queiroz Leite)さん(19)が40.3メートルでブラジル代表の座を獲得した。(c)AFP/Florian PLAUCHEUR / with Rodrigo ALMONACID in Sao Paulo