【4月23日 AFPBB News】1週間のSDGsニュースを振り返る。

南スーダン、900万人が援助必要に

 国連南スーダン派遣団(UNMISS)の団長を務めるニコラス・ヘイソム(Nicholas Haysom)国連事務総長特別代表は14日、武力衝突の再発と食糧危機により、南スーダンでは年末までに約900万人に対して援助が必要になると警鐘を鳴らした。

 首都ジュバで記者会見したヘイソム氏は「今年、人口の3分の2に当たる約900万人が生存のための援助を必要とするだろう。うち460万人は子どもだ」と指摘した。

スーダン南部の白ナイル州にある南スーダン難民キャンプで暮らす人々(2021年9月15日撮影、資料写真)。(c)Ashraf SHAZLY / AFP

国外避難したウクライナ人、500万人超に 国連

 ロシアがウクライナへの侵攻を開始して以来、同国人500万人以上が国外に避難したことが、国連(UN)が発表した19日付の統計で明らかになった。第2次世界大戦(World War II)後の欧州で最速のペースで深刻化する難民危機となっている。

 国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)によると、2月24日の侵攻開始以来、国外に逃れたウクライナ人は503万4439人となった。

 避難者の9割が女性と子ども。18~60歳の男性は軍の招集対象となり、出国できなくなっている。280万人以上がポーランドに、75万がルーマニアに逃れた。

ルーマニア北部シレトに避難し、消防隊員からぬいぐるみをもらうウクライナ人の子どもたち(2022年4月18日撮影)。(c)Daniel MIHAILESCU / AFP

WHO、インドに伝統医学センター開設

 世界保健機関(WHO)は19日、インド西部グジャラート(Gujarat)州ジャムナガル(Jamnagar)に、世界伝統医学センター(GCTM)を開設した。

 GCTMの目的は、伝統医学・伝統薬についての信頼できるエビデンスならびにデータの蓄積、基準や費用効果といった情報の提供だ。

 WHOは「エビデンス、革新性、持続可能性に基づき、伝統医学の潜在能力が活用されれば、医療に大変革をもたらす」としている。

インド・グジャラート州ジャムナガルで行われた、世界保健機関(WHO)の世界伝統医学センターの定礎式に出席したナレンドラ・モディ首相(右)とWHOのテドロス・アダノム・ゲブレイェスス事務局長(左)。インド情報放送省報道情報局提供(2022年4月19日撮影、提供)。(c)AFP PHOTO / Indian Press Information Bureau (PIB)

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