【4月20日 AFP】世界保健機関(WHO)は19日、インド西部グジャラート(Gujarat)州ジャムナガル(Jamnagar)に、世界伝統医学センター(GCTM)を開設した。

 GCTMは、伝統医学・伝統薬に関する信頼できるエビデンスとデータを蓄積し、基準や費用効果といった情報の提供を目的としている。

 WHOは「エビデンス、革新性、持続可能性に基づき、伝統医学の潜在能力が活用されれば、医療に大変革をもたらす」としている。

 アーユルベーダ教育研究所(ITRA)内に設置された施設は仮のもので、14ヘクタールの土地に新センターを建設する。完成は2024年の予定。

 インドはGCTMプロジェクトに2億5000万ドル(約320億円)を出資している。

 ジャムナガルで行われた定礎式には、ナレンドラ・モディ(Narendra Modi)首相の他、WHOのテドロス・アダノム・ゲブレイェスス(Tedros Adhanom Ghebreyesus)事務局長も出席した。(c)AFP