【4月21日 AFP】男子テニスのノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)は20日、ウクライナへの侵攻を理由に、今年のウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2022)でロシアとベラルーシ選手の出場が禁止された件について、「クレイジー」な決定だと非難した。

 世界ランキング1位のジョコビッチは、戦争には反対の立場であるが、選手の出場を禁止するのは不公平だと述べた。

 セルビア・オープン(Serbia Open 2022)に出場中のジョコビッチは「戦争については今後も常に非難するし、私自身、子どものころに戦争を経験したから支持することは絶対にない」と話し、「戦争がどれほどの感情のトラウマを残すのか知っている」とコメント。

 その上で「しかし、ウィンブルドンの決定は支持できない。クレイジーだと思う」と主張し、「テニス選手やアスリートはそれ(戦争)に関係ない。政治がスポーツに干渉すれば、結果は良くない」と指摘した。(c)AFP