【4月20日 AFP】デンマークは19日、ロシア産天然ガスへの依存脱却に向けた計画を発表した。再生可能エネルギーやバイオガスへの移行を加速させるほか、国内の天然ガス生産を拡大する。

 ダン・ヨーエンセン(Dan Jorgensen)気候・エネルギー相は記者会見で、ロシアのウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領に言及し、エネルギーの「脱プーチン」化を着実に進める方針だと述べた。

 計画では、現在ガス暖房を利用している40万世帯のうち半分について、2028年までに、1か所に集約した設備で複数の建物を暖める「地域暖房システム」や電気ヒートポンプに移行させる。その他の家庭や商業施設に関しては、再生可能資源を利用したバイオガスで賄う。

 再生可能エネルギーの開発計画を強化し、2030年までに太陽光発電所と陸上風力発電所の数を4倍にすることも盛り込まれた。デンマークでは、電力の半分はすでに風力発電で賄われている。

 加えて、すでに採掘が行われている北海(North Sea)ガス田での生産を一時的に拡大する計画も検討する。ガスは国内の年間消費エネルギーの18%を占める。エネルギー庁によると、2019年のガス需要のうち4分の3が国産、残りは主にロシアなどからの輸入で賄われた。(c)AFP