【4月20日 CNS】中国文化観光省によると、清明節(先祖を祭る伝統行事)の連休中(3~5日)の国内旅行者(推計値)は前年同期比26.2%減の7541万9000人だった。コロナ禍以前の2019年同期比では68%。観光収入は前年同期比30.9%減の187億8000万元(約3729億4826万円)。2019年同期の39.2%だった。

 位置情報のビッグデータによると、自分が住む省・自治区・直轄市内を旅行先に選んだ人が94.9%で、新型コロナウイルスの防疫措置が常態化して以降、最高水準となった。郊外へのプチ旅行や近隣の花見、博物館や記念館などの施設巡り、農村ツアーなどが目立った。オンライン観光のコンテンツが増え、自宅にいながらインターネットで観光地を鑑賞する「クラウドツーリズム」を楽しむ人もいた。

 新型コロナウイルスの影響が比較的少ない西部では旅行需要が一定回復し、重慶市(Chongqing)や陝西省(Shanxi)西安市(Xi’an)、雲南省(Yunnan)昆明市(Kunming)、貴州省(Guizhou)貴陽市(Guiyang)、新疆ウイグル自治区(Xinjiang Uighur Autonomous Region)ウルムチ市(Urumqi)などへの旅行が増えている。(c)CNS/JCM/AFPBB News