【4月20日 AFP】女子テニスの前世界ランキング1位で、先日引退を発表したオーストラリアのアシュリー・バーティ(Ashleigh Barty)氏が、6月に米国で開催されるゴルフのエキシビション大会に出場することになった。主催者が19日に発表した。これを受け、バーティ氏のゴルフ選手転向を臆測する声が高まっている。

 四大大会(グランドスラム)通算3勝のバーティ氏は前月、25歳の若さで現役引退を発表してテニス界を驚かせたが、自身の今後については口を閉ざしていた。

 バーティ氏が出場するのは米ニュージャージー州ジャージーシティー(Jersey City)のリバティ・ナショナル・ゴルフクラブ(Liberty National Golf Club)で行われる「アイコンズ・シリーズ(Icons Series)」という大会で、スポーツ界のスターが参戦する。

 出場者の中には、競泳の五輪金メダリストであるマイケル・フェルプス(Michael Phelps)氏、サッカーイングランド・プレミアリーグのマンチェスター・シティ(Manchester City)を率いるジョゼップ・グアルディオラ(Josep Guardiola)監督、ボクシング界のレジェンドであるオスカー・デラホーヤ(Oscar De La Hoya)氏らが含まれている。

 バーティ氏は豪紙シドニー・モーニング・ヘラルド(Sydney Morning Herald)に「このシリーズへの参加を通じて、世界中にいるより多くの女性や少女のゴルフへの参加を推進できればうれしい」とコメントした。

 バーティ氏は多彩な才能を持ち、同氏ほど幅広い競技で実績を残している選手はほとんど類を見ない。過去には一度テニスを離れてクリケットの第一線で活躍したほか、2020年9月には母国で行われたゴルフ大会で優勝しており、すでにゴルフに秀でていることで知られている。(c)AFP